上石津という山里に移住して2年半。だいぶ田舎暮らしにも慣れてきたけど、特に1年目は驚くことが多かった!そこで今回は田舎暮らしで驚いたことをまとめてみました(”ω”)ノ

戸締りをしっかりしないと猿が来る(-_-;)

田舎に移住する前、家が古いからDIYでクッションフロアを敷いたリしていたんです。その頃にご近所さんに教えてもらったこと。

談笑する女

留守の時は窓を開けっぱなしにせず、戸締りをしっかしてね。サルやネコが勝手に入ってきて、食べ物を持って行っちゃうからね!

これには驚いた。田舎の山里だから野生のサルが出没する上に、留守だと家の中に勝手に入り込んで食べ物を持って行っちゃうことがあるんですよ。実際にご近所さんの商店ではお店の扉がちょっと開いていたらしく、猿がお店の食パンをもって逃走したとか!本当に困りますわ。

こちらは野生の猿。カメラ構えても逃げません。すっかり人をなめまくってます(-_-メ)

猿は困りもの!田舎は獣害が深刻です

田舎に移住して、獣害の深刻さに驚くばかり。軒下に置いたカボチャは盗まれ、畑でせっかく育てた野菜(ジャガイモ、ナス、キュウリ、豆。あげたらきりがないほどやられたetc)を勝手に食べられています。もう少しで食べられる!と思った白菜もシカに喰われたし。獣害、マジでひどいです。

ちなみにたま~に泥棒の被害もあります。住宅街に暮らしていたころはしょっちゅう聞いていたけど、田舎ではほとんど聞きません。それよりも猿被害の方がダントツ多いです。

同じ苗字の人が多い。みなさん、ご親戚!?

私が移住した上石津のY地区は20世帯ほどなんだけど、驚いたのは同じ苗字のK原さんが半数以上だということ!!会う人、会う人、みんなK原さんばかりで不思議に思っていたら、そういうことなのね。だからみなさん、下の名前で呼びあっているのね。納得。最初は混乱したけど、暫くしたら慣れました。

ちなみに、ご親戚が多いです。「あそこの家は遠い親戚だよ」ともよく聞くし、田舎では血縁関係がしっかり根付いています。

尚、他の地区はどうかな?と思っていたら、K原さんが多いのはこのY地区だけ。上石津全体ではM輪さんと、K添さんが多いとのこと。なるほどね~。

夏でも夕立が降らない!冬は時雨れるから天気がよめない!

ビックリしたのが、夏なのに夕立が降らないこと!愛知、山形、福島、山梨、三重県で今まで暮らしてきたけど、普通に夏には夕立は降っていたから、びっくり。

以前住んでいた山梨県では、毎日のようにしょっちゅう夕立が降っていたんですよ。そのせいで仕事に行くときは朝からカンカン照りだろうと、外に洗濯物を干せなかった。なのに上石津では降らないから、場所によって違うもんですな~。

山里だから、近場で雨がザァザァ降ってようが、この辺だけスッポリ降らないこともある。なんだろう?雨雲の関係?

ちなみに夏の昼間は暑いけど、朝晩は涼しい(*’▽’)だから寝る時はちょこっと窓を開けて、扇風機つければグッスリ♡

ただ2018年の酷暑ではさすがに夜も暑かった!この時は昼間の暑さも半端なく、今までエアコンなしで過ごしたいたけど、我慢できずにエアコンを取り付けたほど。近年の温暖化の影響で、田舎でもエアコンは要ります!

冬は天気が読めない!

冬は太陽がみえて晴れているのに、雨が降るんです。これを時雨れる(しぐれる)といいます。だからお散歩や外出中に「ギャー、雨が降ってきた!」となったことも。なかなか天気が読めず、難しいもんです。ちなみに山里では雨雲レーダーが一番頼りになります。

また雪が降ると大変です。道が細いことと、住民が少ないこともあり、家の周りの道には除雪車が来ないです。自分たちで家の周りや駐車場の周りの除雪をし、けもの道を作ったり、大きい道まで人力で道づくりです。ある意味、雪国よりもハードです。はぁ~(;´Д`)

散歩時間が長くなった!

我が家には愛犬ちゃんがいるから、朝夕の2回の散歩に行きます。休みの日には、保育園の娘とパパリンも一緒に家族みんなで行ったりします。娘も散歩好きです♡

そんな時は、ついつい散歩が長くなっちゃいます。景色が良いから、つい歩きたくなるんですよ。家からちょっと歩くと、遠くに山、川、そして田園風景が広がるからね。歩いていると気持ちいいし、四季を感じるよ!娘は花や草を摘んだり、川に石を投げたり、虫を見つけたりしながら、お散歩を楽しんでます。

それにちょっと遠回りすると距離が伸びちゃいます。だって基本一本道だから(笑)。できれば、ぐる~と回って家に帰りたいけど、そうすると距離がググッと伸びちゃうんから、ついつい長い距離を散歩しちゃいます。ちなみに娘は2歳の頃は抱っこ星人だったけど、3歳以降はだいぶ歩くようになったよ。丈夫に育ってます!

田舎の夜は静かで、カエルや鳥の声がバックミュージック

田舎の夜はすごい静かです。ご近所さんが車を走る音がたまにするくらいで、飛行機が上空を飛んでいると、昼間よりもはっきりその音が聞こえます。鳥や虫がないているのも聞こえるし、本当に静かです。

ただ春先は田んぼに水が張られるとカエルの大合唱がスタート!我が家は田んぼから離れているのに、しっかりと聞こえます。若干うるさいくらい。

私の実家は沿線沿いだから、TVの音が聞こえないほど電車の音がうるさい。それに駅も近いし、飲み屋もあるから、人の話し声や酔っ払いの声、果ては暴走族の騒音とか、うるさいったらありゃしない!そう考えるとカエルや虫、鳥の鳴き声がバックミュージックなんて、風流でいいもんですな。

ちなみに娘は年少の頃はカエルをとるのに夢中で、保育園へのお迎えに行くと、毎日のように園庭でカエルをおいかけていました。年中でも「カエルさーん」と言いながら探して、見つけると嬉しそうに触って逃げられています。小さいうちに、こういう自然の中ならではの遊びをいっぱいしてね!!

ある日突然、畑にもみ殻が出現!

9月中旬のある日。ふと見たら、畑にこんなふうに大量のもみ殻が( ゚Д゚)

後でご近所さんに聞いたら畑にもみ殻を使うから、頼んで置いてもらっているとのこと!なるほどね~。我が家もせっかくなんで、米袋に入れて、畑に使っています。それにしても、もみ殻がいきなり出現していたのには、本当ビックリしたな~。

子供がもみ殻で遊ぶのは困った!

保育園の娘が、このもみ殻で遊ぶのには困った。もみ殻を触ったり乗ったりして遊ぶんだけど、道に撒くし、もみ殻はチクチクする上に、服や靴下にもベットリとくっつくし。それにそもそもこのもみ殻は、野生動物さんがオシッコをしていそうで、ママとしてはそこも心配。うん、やめてほしい。

新鮮野菜は美味しいし、自然と旬を意識するように!!

私、実は生野菜が苦手でした。でも田舎に移住してから、生野菜をボリボリと食べてます。野菜が美味しいから!!さっきまで畑に生えていた超新鮮なレタスとかキュウリとかだから、味が濃いし、食感もしっかりしているんですよ♡

しかもそんな美味しい野菜をご近所さんからいただくこともあります。愛犬ちゃんと散歩していたら、キュウリやナス、玉ねぎやキャベツなんかをいただいたり、先日はスイカまで!本当に有り難いです。

そんな環境だし、パパリンが家族のために家庭菜園をやっていることもあって、自然と食べ物のを意識するようになりました!年がら年中スーパーでは欲しい野菜は売っているけど、やっぱり旬の野菜は美味しいし、自家製の味は格別!(^^)!

こちらは春のある日の晩御飯。山菜をたくさん貰ったので、山菜づくしです(お肉は娘用ね)♡山菜は”この時期”しか食べられない、ある意味、贅沢ものです♪

ただ期間が短くて、あっという間に終わっちゃうのが難点。だから旬に食べつくしたり、長期間保存できるように工夫するようにしています。春はタケコノを瓶詰めにし、赤豆やニンニクの芽や梅は冷凍し、秋はゆずを柚子ジャムにしたりしています。あぁ、冷凍庫が欲しい~!!

庭が広いのを喜ぶのは最初だけ!ぶっちゃけ要らん…

お庭が広いことを喜んでいたけど、そんなのは最初だけ。5月頃からの草の伸び方が半端なく、あっという間にニョキニョキ生えてきて、それはうんざりするほど。放っておくと蚊が大量発生するし、マムシやら虫がきて、大変なことに!!

手ではキリがないので、草刈機を購入することに。女の私でも刈れるように、バッテリー式のナイロン刃で、軽いBLACK+DECKERをチョイスしました。これなら女の私でも刈れて、大満足!!田舎では草刈り機が必需品です(”ω”)ノ

尚、草刈機は30分もやると腕が筋肉痛になります。夏なんて暑くて、とても長時間できません。でも敷地は広いから、刈っても、刈っても草が生えてきます。庭は狭くていいです“(-“”-)”

竹林は管理が超大変!

我が家は竹林付きです。最初は喜んだよ。だって、春にタケノコはとれるから!でもタケノコ掘るのも大変だし、食べきれないほど生えてくるからご近所さんにあげても追いつかないほど。あげる先に苦労します。はぁ~(;´Д`)

しかも竹の管理は超大変!竹の伐採とかしなくちゃいけなくて、これが重労働なんです。竹林要らないっす。庭も狭くていいです。喜んだのは本当、最初だけでした。きっとこれ、よくある”田舎あるある”だろうな。。。

「畑をやらない?」というお誘い話がやってくる!

田舎では家庭菜園をみんながやっていると思いきや、実際は年配の方ばかりです。私もパパリンもアラフォーだけど、私達くらいの年代はほとんどいません。親世代ばかりです。みなさんがベテランなんで、親切に教えてもらえるのは、ありがたい。

だから田舎では、畑をやる人が少なくなっているという大問題があります。実際にやって時間するけど、畑は相当の重労働。しかもここ数年、猿やシカが荒らしまわるから、その対策もやらなくちゃいけないんです。しかも対策しても盗られるから、やる気も減ります。

更に田舎は少子高齢化が甚だしいので、アラフォーの私達は若い人に分類されます。だからか、「ここの土地が空いているから、畑をやらない?」ってお誘いが1年3カ月で3回もきました。もちろん無料です。これには結構ビックリ。

田舎では土地が余ってます。お金を払って市民農園を借りなくても、畑がやり放題です!ただし手間はかかるし、サルという獣害の大問題があるけどね。あと手を広げすぎると苦労するから、そこそこの広さが良いですよ(”ω”)ノ

尚、我が家は、最近は慣行栽培ではなく、安心安全な野菜ということで、無農薬・無肥料の自然栽培にチャレンジしています。草をわざと生やしているんだけど、そうすると雑草の文句が来るのには困ります…。

虫や野生動物の多さが半端ない!特に厄介なのがマムシ、ムカデ!

田舎には野生動物がいっぱい出没します。こちらは(たぶん)アナグマ。やたら太っていて動きが鈍いから、パシャリもできちゃいました。

他にもハクビシン、キツネも見かけました。タヌキなんかもいるとのことです。畑にはモグラが掘った後もあります。猿には畑を荒らされるし、これらの野生動物にも荒らされます。イチゴはハクビシンの好物とのことです。

だからか田舎に移住してから、動物に詳しくなりました。そして動物に対して心が狭くなりました。だって、盗られるから!

ちなみに動物園で”猿”を見たけど、野生の猿の方が体も大きいし、見飽きているから、私は全く面白くありません。

鹿には要注意!

鹿は本来は昼行性だったけど、今は夜行性みたいです。我が家も夜のうちにシカが畑にやってきて、収穫直前の白菜を食われたし、野菜の葉っぱを食べられています。

またよく聞くのが、夜に鹿が飛び出して、車とぶつかるという事故。車が壊れちゃう事が多く、車の買い替えのタイミングが”鹿との事故”が結構あるらしい。尚、鹿は自賠責保険の対象外(動物は”モノ”扱い)だから、田舎では車両保険に入っておくのがベターです。

虫も多い!特に厄介なのはマムシ、ムカデ!

田舎では虫が多いし、夜には小さい虫が網戸にベトっと、くっついています。当然蚊もうじゃうじゃで、毎日夕方には、蚊取り線香を焚いています。その中でも厄介なのが、マムシ、ムカデです。

マムシに噛まれたら病院へ行かないと危ないです。しかも大人でも数カ月入院コースとなるとか(今は血清を打たないから入院期間が長い)。子供なんて超危険です。そんな奴が普通にお庭にもいるし、どこにもいます…。

ムカデも厄介です。家の中に侵入してきて、見かけたら、恐怖しかありません。私は幸いないことに噛まれていないけど、噛まれるとメチャ痛いらしいし、子供なら病院へ行った方が良いとのこと!子供を連れての田舎暮らしでは危険が多いので、注意が必要です!

苗や花をプランターごと貰うことも!

田舎に移住しておどろいのは、イチゴの苗をプランターでいただいたこと!できている苺をおすそ分けでもらうことはあっても、苗は初めてだったからね。

そしてそのおかげで娘は毎朝イチゴを見つけは大喜び。満面な笑顔でパクッと食べてます♡その顔が可愛く、それ以来、自分たちでイチゴを育てています。子供の喜ぶ顔は一番の原動力です!ただハクビシン、カラス、猿なんかに盗られないように気をつけなくちゃいけないけどね。

他にも我が家も畑を始めたので、里芋、ネギ、ジャガイモ、ニンニクなんかの野菜の苗を何度か指導付きでもらったこともあります。

お花をもらうこともあるよ!

お花をプランターごと貰ったこともあるし、咲いているキレイな花をもらったことも♡家が明るくなりますわ(*´▽`*)

噂話が広がるのが早い!

田舎では、噂話が広がるのが早いです!移住して、マジで実感です。本当に早い、早い。家庭菜園の”猿被害”なんて直ぐに広がるし、我が家が移住する情報もすぐに広まっていました。

が、時には間違った情報もすぐに広がっちゃいます。ご近所にCafeがオープンしたんだけど、オープン前から「あそこはパン屋さんだぞ」と聞いていて、実際に行ってみたら生粋のCafeで、パンなんてほんのちょこっとでした(+o+)

田舎では口コミ力が半端ないです!ちなみに我が家も何か言われているだろうけど、気にしないようにいしています。気にしていたらキリがありません。田舎ではスルー力も必須です(`・ω・´)

お正月にはお餅が配られ、神社には立派な門松が!

私の住む地区にはお寺さんと神社があり、お正月には餅が配られます。ご近所さん付き合いがこんなに親密なのも、地区内にお寺さんがあるのも初めてだからビックリしたけど、ここでは昔からこれが普通なんだろうな~。ちなみに大みそかの夜には神社に集まり、ご挨拶をするそうです (※子供が小さいから我が家は参加していない)

近所の神社に初詣に行ってみたら、立派な門松があったのにはWビックリ( ゚Д゚)ねっ!?立派な門松でしょ!?そしてなぜか気合入っている私。…なぜ?(笑)

門松は地区の当番の人が作っています。特に材料集めが大変とのことです。住む人は減ってきているけど、こういう伝統行事が残っているのはステキなんで、残していきたいな~。大変だけどね。

まとめ

田舎暮らし始めてから、四季を感じるようになったし、自然を身近に感じるようになりました。不便なこともいろいろあるけど、パパリンが以前よりも元気になって、娘も元気に成長しているから良かった。田舎暮らしでは、何を優先するかが大事です。我が家の場合は、家族みんなの健康です(”ω”)ノ