子供2歳の頃に児童館で開催された「【子育て講座】子供のほめ方・しかり方」に参加したよ。そうしたら、すごくタメになったから、何度も読み返しできるように講座内容を( ..)φメモメモ!
講師:NPO法人 MC サポートセンターみっくみえ代表 松岡典子さん。助産師さんで、年間130本講演している。
講師:NPO法人 MC サポートセンターみっくみえ代表 松岡典子さん。助産師さんで、年間130本講演している。
子育てではパパとママは同じルールを!
子育てのしつけは、パパとママは同じスタンスにする。というのは、ママは●●をしたら叱るが、パパは叱らない。これだと子供が混乱してしまう。だから●●をしたら、ママもパパも叱ると、ルールを統一する。
自分が悩んでいることは、つい”私だけ”と思いがち。でも実は大半の人も悩んでいる。あなただけが困っているんじゃない。みんな同じことで悩んでいる。
子供を褒めるとき。しかるとき
何かをできたら、ほめるのが大事。子供を褒めるのは、とても良いこと。ただ10年も経つと、成績が良かった時だけほめる、とか”親の判断基準”が入りがちなので、努力していたらそのプロセスを褒めることも忘れずに。
叱るときは、年齢にそってやっていくコツがある
3,4歳までは、短い言葉で叱る。ダメな理由を説明しても、子供は理解できない!
叱るときに長々と理由を説明するママがいるが、長々と叱った後に子供が「ごめんなさい」と謝ってくれた。だから”悪いことも、その理由もわかってくれた”と、ママは思いがち。
でも子供は理解していなく、理解しているのは、”「ごめんなさい」と謝れば、ママが許してくれる”ということだけ。だからまた同じことを繰り返す。
しかも小学生になる前くらいまでは、時系列がわからない。今朝とか、昨日とかがわからない。だから叱るときは、行動した直後に、短い言葉で叱るように!
ちなみに子供に恐怖感だけを与えてしまうから、仁王立ちをして腕組をして、叱るのは×。しゃがんで子供と同じ目線になって、目をあわせながら、どこか触れて叱るのが〇。メリハリが大事。
マズローの欲求階層説
生理的欲求とは、食べたり、飲んだりのこと。安全欲求とは、毎日怯えたり、怖い思いをしながら生活させないということ。
これらが土台となるので、下2つができていなければ、幼稚園とかの集団生活をする時に、馴染めなかったりすることも。
子供の脳と精神発達
あかちゃんの脳は、保護者の愛着の行動で発達するように産まれてくる。保護者の愛情こもった応答がないと、脳が発達しない。
産まれた時のあかちゃんは、約3キロ。脳の重さは、(頭蓋骨抜きで)400グラム。大人は1400グラム。でもなんと3歳では1100グラム!!つまり3歳までに、脳は急激に成長する。
だから、あかちゃんの脳は、両親以外にも、たくさんの人に声をかけてもらい、目を見て、触れあってもらうことが大切。
赤ちゃんの視力
- 新生児
- 2カ月で色がわかる
- 4~5か月で両目で連動してみる
- 1歳 ~0.1両裸眼
- 2歳 ~0.5
- 3歳 ~0.8
- 4歳 ~1.0 (ほぼ完成)
2歳では0.5程度。大人ならメガネが必要な視力。つまり、子供は遠くのものが見れない。だから、離れて叱るのではなく、子供の顔の前で”ダメ”といって、叱るのが大事。
また子供は、視野が狭い。だから活発に動き出す2歳時は事故が起こりやすい。
また授乳やミルクを飲んでいるとき。あかちゃんは、抱っこをしているママやパパの顔が見える。その時に赤ちゃんを見ずに、携帯電話やテレビを見ているのはNG!ちゃんとあかちゃんを見てあげるように。
子供の気持ち・親の気持ち
「子供が幼稚園行きたくない!」と言ったら?
親は子供が発した言葉を繰り返してあげる。
子供は「うん」と答える。
親は「何で?」と聞く。
このやり取りが大事。ポイントは、子供が「うん」と答えるようにすること。そうすることで、親は自分の言葉を理解してくれる、と安心できるから。
2歳児は「ギャングエイジ」
反抗期ではなく、脳が混乱しての「イヤイヤ」
「イヤイヤ」ばかり言う時は?
2・3歳児で自分の欲求を、親が先取りして、全て満たしてあげるのは×。幼稚園などに行ったときに、友達も先生も満たせられず、戸惑うから。だから、「△△ちゃんとママは違うから、欲しいものを指さして」等と繰り返し、教えておく。
OKワード
全て「イヤ」の時は下記のどちらか
「○○と■■どっちにする?」と選択させる。(自分で選択する経験になる)
「じゃぁ、外で遊ぼう!」など、場面を転換させる(気分転換)
友達に乱暴なことをしたとき
OKワード
痛いからダメ!とはっきり伝えて、とりあげる。毅然とした対応をする。2回目もやったら、「ダメって言ったよね」と繰り返す。
またママに対して、パンチをし続ける場合もある。そういう時は、冷静に低い声で「やめて。痛いから」と目を見ながら言う。
どうしようもないことで、グズグズ言う時
児童館などに出かけ、帰りたくないと駄々をこねるetcの時。出掛ける前に「ママが帰ろうと言ったら、帰ろうね」と約束する。そして帰る時は「約束だったよね」と言う。それで子供が抵抗したら、根気よく続ける。すっきり帰れた時は、「えらいね」と褒めまくる!
尚、携帯電話とかゲームとか、これから成長してあげるときは、先に約束をさせる。その約束を破ったら、とりあげるようにする。
ポイント
- 冷静に対応。まきこまれない
- 子供の反応として、受け止める
- できた時に、とにかく褒める
- できないときは、怒らない
そしてママのストレスの要因を知り、ためないようにケアする。また怒ること、叱ること、ほめることは、表情で伝えることも大切。
ワガママで手を焼くとき
ワガママとは、自分らしくある!ありのまま!と言う意味
⇒「その子らしさ」と考え、肯定的に考えてあげるのが大事
”できないこと”にスポットを当てず、”できること”にあてるように。
子育てのうまくいく人のコツ
- 子供に降参できる人。子供と戦わない
- 「ありがとう」や「ごめんない」は、ママから言う。(子供に言わせるのではなく、まずはママから。ママが発していなければ、子供は言わない)
年齢別子育てアドバイス
キーワードは”ニーズ”と”ウォンツ”
ニーズは”おなかが空いた”とか、すぐ応えるもの。ウォンツは、どちらでも良いこと。
9か月頃までは欲求を泣いて知らせる。(直ぐに対応)
知恵がつくと、ウォンツを知らせるようになる。これには両親のルールで、応えても応えなくても良い。子供は”待つ”や”耐える”ことで、前頭葉を発達させる
尚、ルールは子供の成長にしたがって、変化させていく
※失敗したとき、「だからダメって言ったでしょ」はNG。ママは子供を支えてあげるスタンスで!
習い事をいくつもしている時
成長すると、4つも5つも習い事を始めることも。そうすると、子供は行きたがらなくなる。
「どうする?」と親が聞くと、「やる」と答える。でもこれは、子供が怒られないように答えているだけで、だから、来週は同じように行きたがらない。
なので、親が「2つにしようね」と決めちゃう。そしてどれを減らすかは、子供に任せる。
以上で講義は終了
質疑応答。
次は質疑応答 (下記は2歳児に役に立ちそうな話)
2歳3か月の娘が最近、食事中にオカズの食器に、ご飯を入れたりして遊ぶ。それをパパが注意したら、それからやたらパパの顔色を見るけど、大丈夫か?
⇒親の顔色を見るのは、普通のことだから、心配しなくてもよい。また注意しても、子供はやめないもの。だから、何度もダメを伝えていくしかない。
おもちゃで遊んでいて、他の子が来ると、「ダメ」とやる。どうすればいいか?
⇒2歳児は他の子が来るのを嫌がる時期。
最後の〆の言葉
ゲーム中は前頭前野の脳の血流が悪くなるという図を見せてもらった。更には、セロトニンも作られなくなり、切れやすい子になるという。だから、ゲームとか電子機器の長時間使用はNG。短い時間にとどめるように。
そして最後のメッセージ。(いい言葉)
「母の笑顔は心の栄養。笑顔で子育て!」
参加してよかった。私も笑顔で子育てを、楽しみます(*^^)v