成長が遅い娘。保育園で奨められて、年中の10月末から週1回1時間の療育に通い始めました。最初は本当に成長するの?、と疑心暗鬼だったし、不安もあったけど、通い始めて約3か月になったので、振り返ってみたらググっと成長しています。こんなことなら正直もっと早く通わせていればよかった!今回は娘の成長記録です。同じように成長が遅い子供をもつ親に参考になれば、幸いです(‘ω’)ノ
ちなみに療育は抵抗あって、本当は年少になる前から奨められていたんだけど、ずっと行かずにいた。でも年中となり、さすがに小学校を考えると不安になり、保育園を通じて5月頃に申し込んだけど、10月末からスタートでした。手続きは、マジで時間がかかるよ!だから、保育園から奨められているなら、手続きだけでも進めておくのもアリだよ。
娘の療育スタイルは1対1で、週1回の1時間!
成長が遅い子供向けに、私が住む大垣市には療育学校があります。でも私は山里のド田舎に住んでいるので、その療育学校に通うためには、車で片道40~50分コース。これを週1回に通うのは、正直大変。
そう思っていたら、家から車で10分ほどのところで出張クラスをやっていたので、そちらに通うことに。そこだと通う生徒が少ないので、娘は先生と1対1スタイル。
時間は1時間。45分は先生と娘の療育時間。終わると親を部屋に入れて、手を洗って、オヤツタイム。そこで療育でやったことや、娘の様子なんかを教えてくれたり、アドバイスをくれたりします。
療育学校なら通っている子供は多いから、そこでは1クラス〇人という複数人でのスタイルだよ。ちなみに複数人だと他の子がやっているときに休憩できるのに、娘は1対1だから休憩なし。だから他の子よりも、疲れるし、集中力を続かせるのが大変とのこと。確かに療育に行った日、娘はいつもよりも家でグッタリしているよ!
療育は子供に合わせて遊ぶスタイル!
療育って、勉強したりとかの堅苦しいイメージをもっていました。でも最初に別の療育に通ったときに分かったけど、子供は勉強とかの堅いものでは、喰いつかない。興味がわかない。だから”療育”といっても、基本は子供の好きな遊びです。その遊びの中で、その子供に必要な力を育てていくのです。だから娘は療育をいつも楽しんでいるよ!
娘の療育でしていること
娘の出張コースの療育は、娘と先生だけが部屋の中。親はドアの外で待機です。ドアの窓がマジックミラーになっていて、外から中は見えるけど、反対は見えないシステム。
部屋の中の様子を見ていると、とても保育園ではやれないだろう様々なことをやっています。
例えば
- フカフカマットが敷いてある。椅子とかちょいと高いところによじ登って、そこからマットにダイブ!
- ちょいと固めで高さのあるマットの上に座らせてもらい、先生が歌を歌いながら倒して、フカフカマットの上にダイブ!
- 新聞紙がびっしり敷いてるビニールプールの中に、先生とダイブして遊ぶ!
- 子供が入るような大きなビニールの中に入ったり、上に座ったりして、遊ぶ!
ちなみに工作なんかもあるけど、娘はちょいと苦手。そんな時はすぐお気に入りのフカフカマットのほうに行っちゃう。でも先生が「1回やったら、こっち(工作)をまたやろうね」「工作が終わったら、それで遊ぼうね」etcと上手に声掛けし、そのおかげで工作もやり遂げているよ。
またカルタも娘が飽きないように、うまく興味を引き出してくれている。参考になります!!
療育に通って良かったと思うこと
1回目は驚いて娘は大泣きしたけど、療育が好きになり、2回目からはご機嫌で通っています。「今日は療育の先生と遊び日だよ」と教えてると、笑顔になるし、保育園の先生にも療育の話をよくしているよ。そんな療育に通って、まだ3か月だけど良かったと思うことをまとめます。
ハイタッチをいっぱいしていたら、娘が自信を持つようになった!
療育の先生は、娘が何か一つできるとハイタッチをして、ほめてくれます。だからか家でも、よくハイタッチをするように。味噌汁を飲んだら、ハイタッチ。おかずを食べたら、ハイタッチ。ご飯を食べたら、ハイタッチ。そんな感じ。
ちなみにトイレでう〇ちするときは、ママも一緒にトイレに行くんだけど、う〇ちしたら、トイレットペーパーで拭く前にハイタッチを求めてくるのには、ちょいと抵抗あり。ハイタッチは拭き終わってからのほうが、良いな(笑)。
でもそんなハイタッチをよくしていたら、自信を持つようになり、今までやらなかったジャングルジムをやったりと、新しいことにチャレンジするようになりました!
何かを伝えようとする力がついた!
療育では、先生が娘(Aちゃん)に対してよく質問します。
Aちゃんは、何の果物が好き?
ぶどうです
でも娘、毎回ブドウの答えです。ちょいと変化して、好きな食べ物を聞いても、ブドウ。そうしたら、
給食は何を食べましたか?(※療育は保育園の給食のすぐ後の時間から始まる)
最初はちゃんと答えられなかった娘。でも次第に
パン。それとサラダ。お茶です
と、答えられるように!
ちなみにパパリンも先生のマネをして聞くようにしたんです。最初は外していたけど、3か月たった今では答えが合うように!嬉しい限り♪
他にも療育の先生のマネをして、保育園で遊んだことを聞いたり、お友達で誰がお休みなのかを聞いたりしています。そうしたら、徐々に教えてくれるようになったよ(*^-^*)
娘と話していると、今までよりも伝えようとする気持ちが強くなったのがわかる。ドラえもんが好きだから、「どの話を見たい?」と聞くと答えるんだけど、その言葉がわからないことも。今までは諦めて、別の話を言ったりしていたけど、今は「どうしたら伝わるか」を考えるようになり、「コアラ」や「雪」とか、ヒントをくれるようになったよ!これがママは超うれしい♡
お絵描きや塗り絵が上手になった!
お絵描きが好きな娘。最初は左のようなお顔。でも3か月たった今は右のようなお顔に。上手になったよ!ちなみに大きく描かれているのはパパリンで、後ろが私。いつもパパリンと私はセットで、そこに娘を書かれていることも♡
療育に通い始める前のころ | 3か月後 |
おまけとして、こちらは療育に通う3か月前の頃の絵。本当に娘は成長しています♡
塗り絵も12月の始め頃からやり始めた娘。100均で見つけたドラえもんの塗り絵を買ったのがキッカケで、喜んで塗り塗りしてます。最初は左のようなダイナミックな絵だったけど、2か月ほどで右のような絵に!いろんな色を使うことを覚えました♡
塗り絵を始めたころ。単色でダイナミックに塗っている! | 2か月後。いろいろな色で塗るようになったよ! |
先生にこの話をしたら、「それはすごい成長ですね!」とほめてもらえたよ♪
娘の弱点を教えてくれた!
娘は背筋が弱いことと、背筋を鍛えるには手押し車がよいことを教えてくれました。娘は椅子に座っていても、ダランとするのも、すぐ床に寝そべるのも、ブランコで立ちこぎをしようとしても足がグラグラするのも、これで納得です。
そこで家で、手押し車をたまにやるように。もちろん「やるよ!」と言っても天邪鬼な娘。嫌がるのは目に見えているので、ソファーからわざと落ちそうになって遊んでいるのを見かけたら、すかさず足を持って、手押し車スタート!コタツの周りを1周やってます。意外に娘も楽しんでいるよ(*^-^*)
また買い物ではカートの後ろに娘を立たせ(※本来はNGの使い方かもしれないよ)、ママが後ろか持ち手をグッとやりながら娘を支え、カートを押して、買い物するように。もちろんカートがひっくり返らないように、注意してます。我が家はできることを、取り入れるようになりました(‘ω’)ノ
もちろん工作が苦手とか、そういうことも教えてくれました。
親も療育の先生をマネられる!
既にちょっと書いたけど、先生がやっていることを、親がマネできます。折り紙でも、折る場所に「☆」を書いて、これをくっつけるように折ること。他にも声掛けの仕方。他にも保育園での出来ことを質問したり、マネできることを徐々に!
療育の先生は親のことも褒めてくれる!
これは完全な私個人の意見。面接の時でも、療育の先生は基本ほめてくれます。これが、私は超うれしかった。だって、「既に他の子ができているけど、娘はできていない」。これがほとんどなんですよ。だから説明しながら、「〇〇できません」が多いけど、療育では「〇〇はできます」と答えれるように聞いてくれるし、ほめてくれるんだもん。
例えばトイレトレーニング。年少でおしっこはできるようになったけど、う〇ちだけはオムツにしていたんです。でも娘はある日、おむつを履かないと自分で決めて、トイレでするように。最初は大泣きしたけど、でもそれでできるようになったんです。そう答えたら、
自分で決めて、やるなんて、すごいですね
娘のやることをほめられるって、なかなかないから、マジで嬉しい。
もちろん療育の中でも、娘ができるようになったことを先生は教えてくれて、ほめてくれます。私は娘の成長が遅いことに責任を感じていて、子育てに自信をもてなかったんです。だから褒めらえると、人一倍うれしい(*^-^*)
療育の初日は娘が大荒れ!
これはおまけ。療育が大好きで、今では療育を楽しみにしている娘。でも初日は大荒れでした。
行ったことない部屋に連れていき、ママは先生の指示で部屋の外。そうしたら不安に駆られた娘は、ドアの前へ突進。先生が止めて、ドアの前に先生が居座ると、先生をたたいて、大泣き。ちなみに娘はママをたたくことはあっても、他の人はたたかない子だから、ちょっと驚いた。
でも先生は慣れていて、娘が大泣きしている間も優しく対応。そして落ち着いてきたのを見計らって、シール貼りやお絵描きへ。
でも2回ほどは、娘もドアに突進し、阻んだ先生に怒ったり、いっぱい泣いた。でも30分もしたら、すっかり慣れて、先生と一緒に楽しそうな笑い声をあげながら、トランポリンをしていたよ。
様子を見に来た療育の別の先生が、娘が楽しそうに遊んでいるころに来て、娘の様子に驚いてました。さっきまでは泣いていたことを伝えても、それでも初日でこんなに楽しそうなのは珍しいと言っていたよ。娘も気持ちの切り替えが上手になったのかなぁ
療育に通いだした感想
療育は最初は抵抗ありました。でも3か月経って、通って本当に良かった。むしろもっと早く通えばよかった。そう思っています。
親が気が付かなかった娘の性格や弱点。そういうのを教えてもらえる。それに何よりも娘が療育を楽しんでいるし、ググっと成長しているからね。娘は一生懸命に言葉で自分の意思を伝えようとするようになったし。本当に嬉しい(*^-^*)
それに療育の先生を見ていると、娘への接し方や声掛けなど、参考になります!
療育に最初は偏見を持っていた
実は私、療育に偏見をもっていたんです。正確には、偏見というか、勝手な思い込み。
療育に通う前で、娘が2歳のころ、市内で開催された成長がゆっくりな子のための親子教室に参加したんです。時間は1時間半で、月2回。期間は3か月で計6回。教室は1クラスに15人くらいかな?たくさんの子どもが一緒。
すると、娘はその環境になじめず、行くといつも20~30分は泣いて、ぐずる。途中から参加はしていたし、そこには多くの療育の先生がいて、子供の様子を見てくれたし、相談にものってくれました。でも成果は、正直微妙…。片道45分かけて車で頑張って通っていたのもあって、ガッカリしちゃったんですよ。だから療育に通っても効果に疑問だったんです。
それに子供さんが療育に通っていた先輩ママに話を聞いたときに、
ウチの場合は、療育で成長したのか、単に子供が自然に成長したのか、ちょっとよくわからなかった。それよりも他のママと話をして、情報共有できたのがよかったよ
これでさらに療育に不安になった私。でも実際に通い始めたら、娘はググっと成長し、もっと早く通わせればと後悔するほどです。娘の場合は、2歳のころに通ったクラスはまだ早かったからで、療育も年中さんの今だからこそ合うのかもね。他にも、子供と先生の相性もあると思うよ。
他の人の意見を聞いても、それは自分の子供に当てはまるわけではないから、もし療育を考えているなら、療育を一つの選択肢として試してみるのはアリだと思うよ。全ては子供のためだからね。やっぱり、できることはやってあげたいからね(‘ω’)ノ(←なかなかやらなかったくせに!)
療育から保育園へのフィートバックもあったよ!
おまけ。娘があまりにも楽しそうに療育へ通っているためか、保育園の娘の担任の先生が見学に来て、療育との先生とも話をしてました。
そこで保育園の椅子だと高くて、娘は足がちゃんと床に着いてないことに気が付いて、牛乳パックを背もたれのところにおいて、背筋がピンとなるように工夫してくれたよ。他にも娘への対応が参考になったと、保育園の先生からも言われました(‘ω’)ノ